15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落して始まり、午前9時35分現在は前日比495ドル93セント安の3万1659ドル47セントで推移している。下げ幅は700ドルを超える場面もあった。15日の欧州市場でスイスの金融大手クレディ・スイス・グループの経営不安から欧州株相場が大幅安となり、米国市場でも金融株を中心に売りが広がった。
クレディ・スイスは、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクの会長が「追加の出資要請には応じない」と述べたと伝わった。米国で銀行破綻が相次ぐ中で、金融システムが一段と不安定になるとの懸念が広がっている。ダウ平均の構成銘柄では金融のゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースの下げが目立つ。
前日に急反発していたファースト・リパブリック・バンクなど米地域銀行株も軒並み売られている。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落して始まった。
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