西部ガスホールディングス(HD)傘下の事業会社、西部ガスは14日、2023年の春季労使交渉(春闘)で、基本給を引き上げるベースアップ(ベア)について、月額3700円にすると回答した。労働組合は月6000円を要求していた。ベアの実施は23年ぶりで、物価高の影響を強く受ける若年層に重点配分する方針。待遇改善で人材の確保と定着を図る。
西部ガスHDの22年4〜12月期の連結決算は、不動産事業の好調などで78億円の最終黒字(前年同期は20億円の赤字)を確保したものの、本業の都市ガス事業に限れば20億円の営業赤字(前年同期は66億円の赤字)だった。
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