最少だった20年度(1487人)よりは回復した。
文部科学省は、人気がある短期留学プログラムについて欧米の一部大学が受け入れを制限したことなどが低迷の要因と分析。担当者は「以前の水準に戻すことを目指し、学生への留学PRを強化する」と話した。
調査対象は日本の大学や専門学校に在籍する学生で、高卒後に海外の大学に直接進学した人は含まない。
留学期間別で見ると「1年以上」が1208人、「6カ月以上1年未満」が5053人など。例年は過半数となる「1カ月未満」は472人にとどまった。
行き先は米国の3603人が最多で、次いで韓国の1209人だった。
22年5月時点で日本の大学や日本語学校に在籍する外国人留学生は前年同時期より約1万人少ない23万1146人だった。日本が水際対策で22年3月まで外国人の受け入れを大幅に制限していた影響とみられる。
主な受け入れ先は、日本語教育機関が8838人増の4万9405人だった一方、日本語を学んだ後に進学するケースが多い大学は1773人減の12万7032人。
コメントをお書きください