不動産経済研究所(東京・新宿)が16日発表した1月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの発売戸数は前年同月比37.1%減の710戸だった。2月以降に本格化する春商戦を控え、都心部、郊外ともに新規の売り出しが少なかった。発売初月の契約率は54.6%と、前月から20ポイント余り低下した。1年ぶりに50%台に落ち込んだ。
発売戸数が前年同月を下回るのは3カ月連続。東京23区が40.3%減、神奈川県が54.7%減、千葉県が42.9%減と大きく落ち込んだ。埼玉県は複数回に分けて販売する物件が残っていたこともあり23.8%増えた。
資材価格の高騰を受けてマンション価格の上昇が続いている。1月の首都圏の平均価格は前年同月比5.7%高い6510万円だった。1億円を超す高額物件が全体を押し上げた。
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