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三菱地所、中島篤取締役が社長昇格 吉田社長は会長に

吉田淳一社長(64)は会長に就く。社長交代は6年ぶり。中島氏は海外部門の経験が長い。東京・丸の内地区を中心にソフト面も充実させた街づくりで競争力を高めつつ、成長領域に据える海外事業を一段と伸ばす体制をつくる。

 

中島氏は三菱地所の子会社、米ロックフェラーグループインターナショナルの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるなど海外経験が豊富だ。都市開発や物流施設、ホテル事業の担当役員を経て、現在は経営企画のほか、サステナビリティー(持続可能性)の取り組みを推進している。

2017年に社長に就任した吉田氏は東京駅前で大規模な再開発事業を進め、21年に地上40階建ての「常盤橋タワー」を完成させた。日本一となる高さ約390メートルの「トーチタワー」も建設する予定で、有楽町地区のビルを順次建て替える再開発の方針も打ち出した。海外では欧米を中心にオフィスビルや住宅などの開発を手掛け、23年3月期の連結業績は2期連続で純利益が過去最高を更新する見込みだ。

中島 篤氏(なかじま・あつし)86年(昭61年)東大法卒、三菱地所入社。15年執行役員、18年執行役常務、22年から現職。東京都出身