ネットで賃貸住宅を探す検索サイトには多くの物件が登録されています。なかには不動産業者が実際には貸す意思がなかったり物件自体が存在しなかったりする「おとり物件」と呼ばれる部屋が掲載されていることがあります。おとりで客を集め、連絡してきた客に別の物件を薦める狙いです。契約が決まった物件が掲載されたままで、結果的におとりになっていることもあります。
おとりに引っかかり、業者の薦める物件を言われるがまま契約するのはよくありません。業者のペースに乗せられるのを避けるため重要なのは「焦らない」ことです。2月から4月は物件が一番よく動きます。「似たような物件はほかにも多い」と思ってください。3月に空室になって募集が始まる部屋もあります。早めに探し始め、じっくりと部屋を選びましょう。
(聞き手は宮田佳幸)
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