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スタートアップ育成の会社設立へ 渋谷区と東急、GMO

人材や投資を海外からも呼び込み、国際的に活躍するスタートアップを渋谷から輩出することを目指す。

東急と東急不動産は、支援対象のスタートアップに対して働いたり交流したりする拠点を提供していくことを視野に入れる。GMOはスタートアップに支援サービスを提供し、事業面から成長を後押しする。資本金は1億7千万円。出資比率は同区が約40%で、残りを3社が出資する。

社長には、米シリコンバレーなどで勤務経験のある渋谷区アドバイザーの渡部志保氏が就任する。渡部氏は同日の会見で「日本の強みを生かして、渋谷拠点、日本発で世界を取りに行けるようなスタートアップを招聘(しょうへい)したい」と語った。

同区の長谷部健区長は「国内だけでなく海外から優秀なスタートアップに来てもらい、渋谷から世界へと企業が育っていくことを期待している」と述べた。