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豪、留学生数に改善兆し

留学大国として知られるオーストラリア。気候の良さに加えアジアとの時差の小ささが魅力になっている。留学生数は22年1~10月時点の集計で59万人と、すでに21年通年を上回った。新型コロナウイルス禍を受けて減少していたが、改善の兆しがみられる。国別の数で首位の中国は厳格な感染対策を背景に戻りが鈍いなか、主導するのは中国以外の国の増加だ。

 

ネパールは22年1~10月時点で19年通年の留学生数を超えた。22年で4位のベトナムや5位のコロンビアも回復基調が続く。コロナ禍でも学生との継続的な関与を続けてきたことなどが奏功したとみられる。

 

(シドニー=松本史)