· 

2023年問題 供給量、森ビルが首位

森トラストによると、東京23区で23年に供給される大規模ビル(オフィスの延べ床面積が1万平方メートル以上)の総面積は前年比2.7倍の132万平方メートル。25年も137万平方メートルの供給面積が予定され、今後数年は供給量が拡大する。

23~26年の都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)に完成・開業予定の物件を対象に企業別の供給面積を調べると、最も大きいのは森ビル(約92万平方メートル)だった。23年に330メートルと日本一の高さを誇る超高層ビルを中心とした「麻布台ヒルズ」(東京・港)が完成。虎ノ門ヒルズ駅直結の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(同)も開業する予定だ。

3月に「東京ミッドタウン八重洲」(同・中央)が全面開業する三井不動産(約65万平方メートル)が2位だ。26年には東京・日本橋で大型複合ビルなどを共同で計画し、高級ホテルも開業する。23年に三田や西新宿で大型オフィスビルの完成を予定する住友不動産(約29万平方メートル)が続いた。

出社の誘因を高めようと各社はビルのコンテンツに知恵を絞る。健康管理を目的にフィットネスジムを設けるほか、入居者専用のラウンジやイベントを開いて交流を促す。スタートアップ企業の支援にも注力し、将来のテナント企業を自ら育てようとしている。