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湘南エリア、人口増加目立つ 藤沢市は約2100人増

神奈川県の湘南エリアの人口増加が続いている。2023年1月1日時点で、藤沢市の推計人口は44万3832人となり、前年の同時期と比べて2124人増えた。新型コロナウイルス禍以降、テレワークの普及が郊外シフトを後押しし、湘南エリアは子育て世代を中心に移住の受け皿になっている。

藤沢市によると、22年の1年間で、出生数と死亡数の差を示す「自然増減」は1335人減。一方、転入者数と転出者数の差を示す「社会増減」は3459人増だった。自然減の落ち込みを上回る大幅な社会増によって人口が増加した格好だ。

同じ湘南エリアの茅ケ崎市の人口も増えている。23年1月1日時点の推計人口は24万4359人となり、前年同期比で524人増加した。平塚市の推計人口は25万7649人で、同18人増だった。

藤沢市の人口は12年に横須賀市を抜いて県内4番目の規模となり、21年には市の将来推計人口の見込みよりも4年早く、44万人を突破した。茅ケ崎市の人口も過去の推計では20年の約23万9400人をピークに減少が進むとの予測だったが、増加傾向を維持している。

これまでに明らかになった神奈川県内自治体の22年人口動態では、横浜市が2434人減、横須賀市が4446人減などだった。その一方で、湘南エリアの自治体では人口の増加が目立つ。

新型コロナ禍以降、湘南エリアでは他地域に比べて子育て世代の転入が加速していることが特徴だ。相模湾を望む自然豊かな環境、手ごろな住宅価格、交通アクセスの良さ、商業施設の集積による利便性などが人気の理由という。

推計人口は20年の国勢調査結果(確定値)に住民基本台帳などによる増減を加味して各自治体が算出している。