豪英資源大手BHPグループは19日、2022年7~12月期のオーストラリア西部での鉄鉱石生産量(100%ベース)が前年同期比1%増の1億4600万トンとなり、過去最高を記録したと発表した。操業現場での生産性向上のほか、新型コロナウイルスによる従業員の欠勤が減ったことも生産量を押し上げた。
鉄鉱石の平均販売価格は1トン当たり85.46ドル(約1万1000円)と、前年同期から25%減少した。
マイク・ヘンリー最高経営責任者(CEO)は声明で「23年のコモディティー需要は、経済協力開発機構(OECD)諸国が逆風を受けるなか、中国が安定した力を発揮するだろう」と指摘した。また、不動産部門を含む成長促進策や新型コロナ規制の緩和により中国の経済状況が改善するとの見通しも示した。
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