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みずほ信託、初のデジタル証券 温泉宿に少額投資

みずほ信託がデジタル証券を発行するのは初めて。小口化によって200万円から投資できるようにし、個人投資家などの需要を取り込む。

新潟県にある温泉旅館「湯けむりの宿 雪の花」を投資対象としたデジタル証券を、1口100万円で総額21億円発行する。2口から投資できる。デジタル証券発行には野村ホールディングスなどが手がけるBOOSTRY(ブーストリー)の基盤を使った。

デジタル証券は不動産などの資産を裏付けにし、ブロックチェーン(分散型台帳)技術でデジタル化された有価証券のこと。証券の小口化が可能で、個人投資家が投資しやすくなる。企業にとっても資金調達手段が多様化できる利点がある。国内では不動産を中心に発行が増えつつある。