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ADワークス、社債特化のシーボ証券と資本提携

ADワークスグループは社債特化ネット証券のSiiibo証券(シーボ証券、東京・中央)と資本提携を結ぶ。不動産事業に頼らない収益モデルを進めており、ベンチャー企業や中小企業に出資して資本戦略を支援する新事業を本格的に始めた。シーボ証券が手掛ける私募社債の発行を生かし、企業の事業成長を後押しする。

14日にも発表する。ADワークスの全額出資子会社でコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)事業を行うエンジェル・トーチ(同・千代田)を通じて出資する。出資額は非開示だが、数千万円とみられる。

シーボ証券は企業が50人未満の投資家を対象に発行する「少人数私募債」を手掛ける。ADワークスは未上場企業に少額出資できるクラウドファンディングを手掛けるFUNDINNO(同・品川)にも出資している。こうした企業と組み、投資家から資金提供を受けやすい仕組みをつくる考えで、25年12月期に非不動産事業で経常利益6億円以上、全体の3割を稼ぐ方針だ。