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プロパテクノの浜中社長「中小不動産会社のDXも支援」

初値は公開価格(2950円)を35%上回る3980円で、終値は3670円となった。同日、東京証券取引所で記者会見した浜中雄大社長は「中小不動産会社のDX(デジタルトランスフォーメーション)も支援していく」と話した。主なやりとりは以下の通り。

――初値は公開価格を上回りました。

「初日としてはいい評価をもらった。買い注文が想定より入るなど、注目してもらい身が引き締まる思いだ」

――事業の強みは。

「中古マンションの買い取り事業では人工知能(AI)によるデータ分析を活用し、通常は数時間かかる価格査定の作業を30分ほどに短縮している。少ない人数で効率的に物件の仕入れができるほか、提携する仲介会社にとっても買い取り価格がすぐに分かるため、販促の面でもメリットが大きい」

「11月から仲介業者向けにAI査定サービスを始めた。取引先である中小企業の多くは人員が限られており、査定価格を出すにも時間がかる。DXツールを通じて業務の効率化を推進することで、主力である中古マンション販売の仕入れ数増加にもつなげる」

――今後のM&A(合併・買収)戦略は。

「新築戸建ての建築請負事業は地方のハウスメーカーを買収した経緯がある。中古住宅のリノベーションも含めて足元の物件供給数は2000戸を超えてきた。現在は外部委託している建築・施工の内製化をM&Aで進めるのもひとつの選択肢だ。縁があれば検討していきたい」

――具体的な数値目標は。

「中期経営計画も含めて検討を進めているところだ。今期の業績は集計中だが、売上高と営業利益ともに計画を達成する見通し。当面は事業成長を優先しながら、数年以内に配当など株主還元も実施していきたい」