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積水ハウスの2~10月、純利益29%増 米好調で過去最高

円安も背景に米国の戸建て住宅事業が伸びた。資材価格高騰の影響を補った。

売上高は15%増の2兆1300億円、営業利益は20%増の2024億円だった。いずれも過去最高だった。

けん引したのは米国を中心とする海外事業だ。同事業の売上高は44%増の3504億円、営業利益は80%増の611億円だった。米住宅会社で戸建て住宅販売が増えた。1月以降に買収を発表したホルトホームズグループ、チェスマー・ホームズの収益も寄与した。

米国は住宅ローン金利が上昇しており、住宅販売は足元で減速感が出ている。22年11月~23年1月期については「計画は順調」(積水ハウス)とするが、24年1月期は「一定の調整が入る」(同)と見込む。

国内の戸建て住宅事業は売上高が2%増の2598億円、営業利益は9%減の277億円だった。エネルギー消費を実質ゼロにするZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)や、家電を遠隔操作できるサービスなどの提案を進めたが建築資材の高騰が響いた。

国内の賃貸住宅事業は増収増益だった。太陽光パネルなどを設置するZEHが順調で、受注に占めるZEH住戸の割合は63%となった。

23年1月期通期は売上高が前期比13%増の2兆9300億円、純利益が同13%増の1740億円とする従来予想を据え置いた。