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パナソニックインダストリー、東京・虎ノ門に中核拠点

パナソニックホールディングス(HD)傘下で、電子部品を手がけるパナソニックインダストリー(PID)は2024年2月にも東京・虎ノ門に中核拠点を設ける。都内に分散する営業拠点を集約するほか、人事や総務など幅広い機能を持たせる。人員も現在より約4割多い800人程度に増やし、営業力や人材確保の強化につなげる。

23年夏に完成予定の虎ノ門ヒルズステーションタワー(東京・港)に拠点を置く。現在は品川や浜松町など都内3カ所の事業拠点で約550人が働いている。技術部門も設け、首都圏の大学や研究機関との連携を強化する。

22階と23階の2フロアにオフィスを構え、フロア面積は約6800平方メートル。顧客や関係先など外部からも気軽に来訪できるよう、商品を展示するショールームやイベントが開催できるオープンスペースなども設ける。

採用面への期待もある。4月に持ち株会社のパナソニックHDが発足し、子会社は独自に採用活動を進めている。PIDは年間売上高1兆円を超える電子部品大手の一角だが、地盤である関西に比べると首都圏での人材獲得に苦戦している。「採用面で首都圏での認知度が課題になっている」(幹部)ため、新拠点で採用イベントなども開き、首都圏での人材獲得を狙う。

パナソニックHD傘下の中核事業会社の多くは首都圏に主要拠点を設けている。家電や空調などのパナソニックは取引先などが多いことを踏まえ、経営陣が執務する本部機能を東京に移した。企業向けシステムのパナソニックコネクトは実質的な本部機能が東京にあるほか、自動車部品のパナソニックオートモーティブシステムズは本社を横浜市に置いている。