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円高進み一時138円台に 1日で7円上昇

138円台は8月31日以来およそ2カ月ぶり。10日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを抑え込むための利上げペースを鈍化させるとの見方が広がっている。

 

円は10日夕には146円30銭台で推移しており、わずか1日で7円以上も円高が進んだ。10月21日に付けた151円94銭の直近安値からは20日程度で13円ほど円高に振れている。ドルはユーロや英ポンドに対しても8月以来の安値圏に下落しており、ドルが全面安の展開となっている。

10日は消費者物価指数(CPI)発表を受けて米国の利上げペースが鈍り、これまで円安の原動力になってきた日米金利差の拡大が転換するとの観測が強まった。JPモルガン証券の中村颯介氏は「米金利の先高観を理由に投資家が積み上げていたドル買い・円売りのポジションが一気に巻き戻された」と分析する。