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野村不動産HDが最高益、4~9月最終 自社株買い65億円

首都圏などで分譲マンションや戸建ての販売が好調だった。業績好調を受け、65億円を上限とする自社株買いも発表した。

売上高は22%増の3147億円だった。主力のマンションブランド「プラウド」シリーズなどで計上戸数が増え、住宅部門が42%の増収だった。ベトナムで開発した分譲住宅も伸びた。海外部門は事業利益ベースで黒字に転換した。

足元の物価高について、27日の決算説明会で黒川洋グループ最高財務責任者は「24年度に計上予定の物件の約8割までは既に工事を発注済みのため影響は限定的」と話した。

23年3月期の通期の純利益は前期比3%増の570億円と従来の業績予想を据え置いた。今期に計上予定の分譲住宅の契約進捗率は9割を超えている。