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円下落、151円台後半に 32年ぶり円安水準

27~28日に日銀の金融政策決定会合を控え、改めて日米金融政策の方向性の違いを意識した円売り・ドル買いが膨らんでいる。米長期金利が14年ぶりに4.2%台を付けたことも、幅広い通貨に対するドル買いにつながっている。

日本時間の21日夜に円相場は一時、1ドル=151円90銭台まで下落した。1日で2円近くも下落したことになる。

円は9月末には1ドル=144円台で推移していた。10月12日に146円を突破した後も円安が進み、20日には150円を下回った。政府・日銀は9月22日に大規模な円買い・ドル売り介入に動いており、市場では再び当局が大規模な介入に動くとの警戒感も強い。ただ、円安を止めるには至っていない。

財務省が20日発表した4~9月期の貿易収支は11兆円の赤字と過去最大だった。輸入企業は海外からモノを買い入れるためのドルを外為市場で調達する必要がある。急速な円安進行を受けて輸入企業のドル調達が遅れており、輸入企業の円売り・ドル買いが相場を押し下げているとの見方も多い。