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マンション高騰の果て 大槻奈那さんらとThink!

「マンション高騰」をThink!

マンション「買えるのは富裕層の特権か」 悩む中間層(10月12日)
日銀の異次元緩和が始まった13年から日経平均株価は9年で約2倍、東京23区の基準地価も5割上昇した。富裕層が株式や不動産投資で資産を増やす一方で、まとまった資金を投資に向けられず、貯蓄頼みだった中間層が割を食っている。
名古屋商科大学大学院教授/ピクテ・ジャパン シニア・フェロー 大槻奈那さん

大槻奈那さんの投稿】主要国では住宅価格上昇率とマネーの伸びとに順相関がみられ、足元のマンションの高騰ぶりは大半がこれで説明できます。ではマネー膨張の収束で価格は落ち着くか、というと、日本の場合円安が新たな変数。過去比で"バーゲンセール"の収益物件に海外投資が押し寄せ、上昇を続けるシナリオもあり得るでしょう。因みに、足元では、米国の上位1%富裕層の富の半分で、日本の家計が保有する全不動産と金融資産が買える計算になります。かつての「山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買える」という状態の逆。そうした海外マネーの国内投資はありがたい半面、住宅価格が押し上げられれば、資産形成層への影響も懸念されるところです。