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日経平均続落、一時280円安 米金融引き締め長期化警戒

21日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を受け、米金融引き締めの長期化による景気悪化への警戒感が強まり、下落して始まった。

米連邦準備理事会(FRB)が公表したFOMC参加者らの政策金利見通しで、2023年末の予想中央値は4.625%へと引き上げられた。市場の想定より強い金融引き締めを長く続けるとのタカ派的なスタンスが示された。景気減速懸念から21日のダウ工業株30種平均は前日比522ドル(1.7%)安と大きく下げた。

東京市場も売りが先行し、なかでもソニーGやリクルートなどのグロース(成長)株の下げが目立つ。東証株価指数(TOPIX)も続落しており、業種別では空運業やサービス業、不動産業などの下げが大きい。

東電HD川崎汽エムスリーが安い。半面、昭電工トヨタ、AGCは高い。