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日米、15年ぶり金利差 米利上げ継続織り込む 円安圧力さらに

20~21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げの決定や先行きの利上げの継続が示唆されることを織り込む動きだ。日銀は21~22日に金融政策決定会合を開く。金融緩和の継続で経済の下支えを重視する姿勢を維持してきたが、円安圧力は一段と強まっている。

 

今週は世界の主要な中銀が政策決定会合を開く「中銀ウイーク」だ。日銀や米連邦準備理事会(FRB)のほか、英国やスイスの中銀も会合を予定する。

米国市場ではFRBの利上げ継続を織り込んで債券利回りが上昇(価格は下落)し、2年債利回りは一時4%に迫った。マイナスに沈む日本との差は2007年以来15年ぶりの高水準に達した。20日の外国為替市場では円相場が1ドル=143円台後半まで円安に傾いた。

FOMCでは3会合連続の0.75%の利上げが予想されている。物価の上昇圧力が強いため、一部には利上げ幅が1%になるとの観測もある。同時に公表される参加者の経済予測では、利上げの到達点が4%超に上方修正される公算が大きい。

英イングランド銀行(中銀)は0.5%を超える利上げが見込まれるほか、スイス国立銀行もマイナス金利政策の解除が確実視されている。欧州中央銀行(ECB)も7月にマイナス金利政策を終えており、政策金利がマイナスに沈むのは日銀だけになる。

金融調査会社リフィニティブが翌日物金利スワップ(OIS)から算出した、日銀の政策修正確率は2.4%と、わずかにとどまる。日米金利差はさらに拡大する見通しで、中銀ウイーク後、一段の円安圧力が続く公算が大きくなっている。