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長期金利、日銀「上限」に到達 6月17日以来

上限到達は6月17日以来。世界的な金融引き締めの流れが続き、海外金利の上昇が国内にも波及した。大規模な金融緩和を続ける日銀が政策修正に動くとの思惑も国債売りを誘っている。

日銀は現在の金融政策である「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)」で長期金利の変動幅を「プラスマイナス0.25%程度」としている。13日の海外市場では米物価指標が市場予想を上回ったことで米長期金利が3カ月ぶりに3.4%台まで上昇するなど、世界的な金利上昇の流れが日本にも波及した。

6月には海外勢を中心に日銀が金融政策を修正するとの観測が強まり、長期金利は日銀が上限とする「0.25%程度」を上回る0.265%を付ける場面もあった。ただ6月17日の金融政策決定会合で政策が据え置かれたことで、国債も買い戻しの動きが強まった。長期金利の上限到達はその時以来となる。

外国為替市場では一時1ドル=144円台まで急速に円安・ドル高が進んでいる。日銀が円安を止めるために金融政策を修正するとの思惑が国債売りにつながっている面もあるようだ。