https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC129UQ0S2A810C2000000
安江令子社長は「都市の街並みを再現し、街づくりを検証できるようにしたい」と意気込む。
すでに一部自治体から依頼を受け、都市開発の様子を再現するサービスの開発を進めている。将来は街灯や配管などのインフラを効率的に設計する機能も構想している。
商業用スーパーコンピューターを開発していた米国企業の日本法人の子会社として1985年に設立した。従業員約570人の半数をエンジニアが占め、安江社長も日米の通信会社で開発畑を歩んだエンジニアだ。
これまでも主力ソフトで得たノウハウを新事業に生かしてきた。2021年にはホンダと共同で、パソコン上で3次元化したエンジンの試作品などをリアルタイムで検証するシステムを開発している。
22年12月期の連結純利益は前期比36%減の11億円を見込む。売上高の約2割を占めていた米社製ソフトの代理店販売契約が21年秋に終了した影響が出る。メタバース関連事業をけん引役の一つとして26年12月期には純利益22億円と最高益を目指す。

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