落札額は約431億円。同事業はPFI(民間資金を活用した社会資本整備)方式で実施し、2028年3月開園を目指す。
事業者の整備案によると、新施設本館は地上2階・地下1階建て。延べ床面積は約2万4000平方メートルで、水槽水量は約4800トン。外観は屋根を屋上緑化し、丘をイメージした。環境負荷を低減させるためのシステムを導入する。
海の神秘を五感で楽しんでもらおうと、極地生物の展示では海氷が解ける音や厳しい寒さといった生息環境を体験できる演出を検討している。
同園は1989年に開園。設備が老朽化し、バリアフリー対応が遅れるなど使いやすさに課題がある。都は新施設を同園の隣接地に建設して展示を移す計画だ。
都は12月の都議会定例会で承認を得て、事業契約を締結する。事業期間は2048年3月まで。

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