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ケネディクス、賃貸戸建て投資を2倍超 年内に1200戸へ

資産規模は500億円を見込む。働き方の多様化やマンション賃料の高騰を受け、広い賃貸戸建てを求めるニーズに応える。

ケネディクスは「コレット」という名称で新築の賃貸戸建てを手掛け、21年8月にファンド事業を始めた。飯田グループホールディングスなどから首都圏の賃貸物件を取得しており、入居者を募って貸し出す。

23日に開いた内覧会で、6月末時点の累計投資戸数は486戸、資産規模は約199億円と説明した。立地や価格、広さを考慮しつつ賃貸戸建ての取得を進め、23年以降も年400億~500億円の投資を続けていく方針という。

ケネディクスの市川悠投資第四部長は賃貸戸建て市場について、「ファミリー層が住みたくても供給戸数が少なかった」と指摘する。国土交通省によると、21年の新設の住宅着工戸数(85万戸強)のうち、賃貸戸建ては約5千戸にとどまる。

マンションに比べて経年劣化が進みやすい課題などがあるが、IT(情報技術)を使って管理業務を効率化し、供給戸数を増やして収益増を目指す。

ケネディクスは不動産分野のスタートアップ企業、アクセルラボ(東京・渋谷)と、家電などを遠隔操作できるスマートホームも進める。自宅で鏡を見ながらヨガなどをする設備も導入し、賃貸戸建ての認知度や魅力向上につなげる。

投資用物件を扱う武蔵コーポレーション(さいたま市)も、埼玉県などで中古戸建てを購入・改装して居住者を募集する。2年後に年100棟を販売し、20億円程度の売上高を目指す方針を掲げる。