サイバーエージェント、動画制作会社を買収 広告を内製化

内製化で動画投稿サイト「ユーチューブ」向け動画広告の品質を高めつつ制作速度を上げ、機動的に投入できるようにする。拡大が見込まれる動画広告市場の取り込みを急ぐ。

ドラゴン東京はコピーライターの仲畑貴志氏が代表を務め、テレビCMの制作などを手掛ける。買収額は非公表。サイバーエージェントは動画広告の制作の一部をドラゴン東京に委託。本体の営業部門との連携を強めながら、より迅速に動画を制作できるようにする。

インターネット広告はリアルタイムに広告効果を確かめながら出稿金額や媒体などを調整できる「運用型広告」が主流となっている。「ユーチューブ広告は1日あれば効果検証が可能」(サイバーエージェント傘下の動画制作会社・6秒企画の二宮功太社長)。広告効果を高める上で、制作期間の短縮が課題だった。