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住宅ローンの金利タイプ 固定と変動の「ミックス型」も ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん  

住宅の購入でローンを組む予定です。金利が低い変動金利での借り入れを勧められましたが、世界的な金利上昇で先行きが心配です。どの金利タイプを選べばいいでしょうか。

 

住宅ローン金利のタイプは主に3つあります。半年ごとに金利を見直す変動型、返済まで金利が変わらない全期間固定型、一定期間は金利が変わらず、その後に金利タイプを選ぶ固定金利期間選択型です。

通常、変動型は固定型より金利が低く、目先の返済額を抑えられます。ただし市場金利が大きく上昇すると、変動金利も上がり利息負担が高まりやすいです。そのため固定型の金利を選んだ方が総返済額を減らせる場合があります。最近は金利上昇を懸念し、固定型に関心を持つ人が増えています。

一般に住宅ローンは20~30年程度と長い期間で返済します。その間の金利動向を予想するのは困難です。どの金利タイプを選べば、総返済額を減らせるかは分かりません。そこでローンを変動型と固定型の2つに分ける「ミックス型」が選択肢となります。変動型だけで借りるより金利上昇時の負担の増加を抑えられます。一方で全期間固定型で借りるより、当初の毎月返済額が少なくなります。

組み合わせる割合は、収入や金融資産と、借入額のバランスによります。変動型で大きな金利上昇が生じても問題なく返せるようなら、変動型の割合をより多くするのも一案です。逆に返済が難しくなるようなら固定型の割合を増やしたいです。

大事なのは、変動型の返済期間をできるだけ短くすることです。金利上昇リスクにさらされる期間を短くできるうえ、元金を早めに減らすことにもつながります。

金融機関によりミックス型での契約条件は異なる場合があります。複数の銀行でミックス型の取り扱いの有無や内容を確認して比較し、見積もりを出しておきましょう。