https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63301360Z00C22A8TCN000/
全国の大学では20年5月時点で、教授の女性比率は10.8%にとどまる。准教授は18.8%、助教は24.4%で、女性研究者の成り手育成に大学側は知恵を絞っている。
名古屋大学は23年度の入試から、工学部の学校推薦型選抜で女子学生枠を創設する方針を示した。大阪大学は22年度から理工系学部に入学する女子学生計50人に20万円を支援する制度を始めた。埼玉大学は21年度から、中・高校生を対象に理工系学部での研究室体験や大学教員による出前授業を始めた。
ジェンダー問題に詳しい法政大副学長のダイアナ・コー教授(社会学)は「男性優位の集団で女性が意思決定などの際に自身の能力を発揮するには、女性比率が3割以上に達する必要がある」と指摘している。

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