東電EP、マンションに実質再エネ電力 東急不動産と

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設置する太陽光パネルから電力を自給でき、余った電気は蓄電池にためて夜間に供給する。まず10月から都内の分譲マンションで導入する。

東急不動産が10月に販売を始める「ブランズ牛込柳町」の屋根に15キロワットの太陽光パネルと、42キロワット時の蓄電池を設置する。東電EP子会社のファミリーネット・ジャパン(東京・港)が共用部と専有部に電力を一括で供給する。

電気料金は東電の通常メニューより約5%安くなる。環境価値を示す非化石証書を別途調達し、実質再生エネとみなせる電力を供給する。

災害時には蓄電池にためた電力から共用部などに電力を送る。蓄電した電気を携帯電話の充電に使う場合、全住戸の電気を最大11日間まかなえる。平時はマンションの電力使用量を東電が分析し、省エネなどを定期的に管理組合に提案する。今後は他の分譲マンションにも展開し、環境意識の高い層の需要を開拓する。