https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC217UC0R20C22A7000000
東急百貨店本店は2023年1月31日に営業を終了し、同年4月から本格的な解体工事を始める。商業施設やホテル、賃貸マンションが入る複合ビルは27年度に完成する予定だ。
複合ビルは高さが約164メートルで地上36階、地下4階建て。地下1階から地上6階に商業施設が入居し、7、8階と10~15階はホテル、17~34階は賃貸住宅にする計画だ。隣接する複合文化施設「Bunkamura」と合わせた延べ床面積は11万7000平方メートル。総事業費は明らかにしていない。
低層階の商業施設は具体的な形態は未定だが、東急百貨店本店がそのまま戻るわけではないという。中層階のホテルは香港などでラグジュアリーホテルを展開するスワイヤー・ホテルズが運営し、客室数は100室前後になる見込みだ。
隣接するBunkamuraはオーチャードホールを除き、23年4月から27年度まで休館して改装する。休館期間中、東急グループが主催する演劇や展覧会は渋谷ヒカリエ(東京・渋谷)や23年4月に開業予定の東急歌舞伎町タワー(東京・新宿)などの施設で開く。オーチャードホールは休館期間中も週末を中心に営業を続けるが、数年後をメドに改装工事に入り、新施設の開業に合わせて営業再開する予定だ。

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