クラスに外国人講師が常駐して英語教育に力を入れるバイリンガル教育で、パン屋やスーパーマーケットの店員といった仕事を体験できる施設も設ける。月謝は13万円ほど。まずはノウハウを磨いて、沿線にも今後つくろうという考えだ。
キッズデュオインターナショナル名鉄星ヶ丘となる予定で、教育サービス会社やる気スイッチグループ(東京・中央)とフランチャイズ契約を結んだ。英語を交えたプログラムは週に20時間以上。2歳から5歳までが対象で定員は340人ほどだ。星ケ丘駅からは徒歩で約10分。23年春には建物を完成させ、入園説明会を開く。名鉄のグループ会社が運営する見通しだ。
星ケ丘は周囲に高級住宅街が控える。名鉄沿線では定員がその半分ほどの幼児園を今後つくろうと検討中だ。名鉄では小売りや不動産とともに、保育事業を鉄道などの利用者の落ち込みを支える一手と位置づけている。
これまでも子会社の名鉄スマイルプラスが13の保育施設を運営しており、駅に近いうえ手厚いサービスが特徴だ。子どもが使う布団や洋服の洗濯も肩代わり。共働き世帯から特に人気だという。別にソフトのプログラミングや英会話も学べる学童保育も沿線を中心に11カ所あり、小学校までの迎えや習い事への送迎も引き受け最長21時まで子どもを預かっている。
沿線やその周りに保育施設をつくれば、定住者が増え、鉄道利用者が増えるとの戦略だ。鉄道会社では、JR東日本や西武鉄道が保育を事業として取り組んでいる。

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