すかいらーく、800店無人レジ 来店増にらみ効率化

外食需要が新型コロナウイルス禍から回復しつつあるものの、人手確保や原材料高など課題も増えている。外食産業で効率的な店舗運営を図る動きが広がりそうだ。

7月から約3000店展開するうち、都市部や混雑時にレジ待ちが発生しやすい店舗から導入する。投資額は数億円とみられる。従業員が現金などで会計する有人レジとは別に、利用客自ら端末に伝票を読み取らせ、スマートフォンのQRコード決済などキャッシュレスで支払うセルフレジを設置する。レストランタイプの飲食店チェーンで、セルフレジを大規模導入するのは珍しい。

同社は17年から実験的にセルフレジの導入をはじめており、現在は「ガスト」や「ジョナサン」など28店舗でセルフレジを導入している。