米国や中国など海外事業が好調で22年3月期の連結営業利益も4180億円と過去最高となり、還元を厚くして優秀な人材をひき付ける。
14日までに開示した有価証券報告書で明らかになった。年間給与は、連結営業利益の一定割合を毎月や四半期ごとに還元する「業績賞与」の占める割合が大きいとされる。同社は「業績への貢献を社員の実入りに反映されるようにしている」という。
日本経済新聞が日経500種平均株価銘柄で従業員100人以上の355社を対象に21年3月期の有価証券報告書に記載された平均年間給与を調べたところ、首位はキーエンスだった。ここからさらに25%増えており、22年3月期も最上位クラスとみられる。
キーエンスは大阪市が本社で、顧客企業にファクトリーオートメーション(FA)などで使うセンサーや画像処理システムを販売する。営業や製品開発を手がける一方、生産は他社に委託している。
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