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マスク氏、ツイッター買収中止示唆 情報開示迫る

同氏は偽アカウントについてのツイッター側の分析に疑念を呈して買収手続きを一時的に保留している。対応が不十分と改めて非難し、義務違反によって買収契約を解除する権利が生まれるとしている。

米証券取引委員会(SEC)へ提出した資料で明らかになった。マスク氏側はツイッターに書簡を送り、買収中止の可能性について言及した。書簡では「ツイッター側の明らかに重大な義務違反だ。マスク氏は買収取引を完了しない権利、契約を解除する権利などすべての権利を保持する」と強調した。

マスク氏は偽アカウント問題を巡って、5月中旬には買収額の引き下げを示唆し、ツイッター経営陣に揺さぶりをかけていた。書簡で再び圧力をかけた格好だ。ツイッター株は6日の米株式市場で一時、前週末比5%下げた。