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遅れた開国が落とす影 コロナ禍、内を向く将来世代

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA24CPF0U2A520C2000000

 

「外国語習得への関心」は67.2%から59.8%、「外国人と日本国内で働くこと」は57.8%から53.0%、「グローバル人材になりたい」は42.8%から36.0%に。20年から22年の2年間で新成人の意識が変わったという。十倉氏は「コロナ禍で若者の海外への関心が低下している」と危機感をあらわにした。

 

6月から、1日あたりの入国者数の上限は1万人から2万人に拡大した。検疫措置も緩めた。遅れに遅れた開国はなお半端だ。主要7カ国(G7)で、日本のように入国者数に上限を定めている国はない。

ツケを払うことになるのは将来世代だ。成長を担う若者の内向き志向が強まれば、グローバルな競争の土俵にさえ上がれなくなる。鎖国の影は時間がたつほどに濃くなる。