https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61381870S2A600C2ENG000/
関連する株価指数は過去最高値圏にある。景気減速の懸念があるなか、業績が景気の影響を受けにくい点が評価されている。売上高が物価と一部連動するなどインフレに強い企業もある。高成長を見込むテック企業から不況に強い守りの企業へのシフトは、弱気な投資家心理を映す。
岡三アセットマネジメントの宮地徹郎・株式運用部長は運用するファンドでテック企業や自動車など景気敏感銘柄を減らし、NTT株を組み入れた。「インフレや新型コロナウイルスの感染拡大の長期化、ウクライナ危機など今年は企業業績や株式相場には楽観的になれない」と話す。
岡三アセットの宮地氏はディフェンシブ株や資源株で固めた現状のポートフォリオを「しのぐためのもの」と言い切る。インフレ圧力の低下が確認できれば「全て入れ替える」。投資マネーは移ろいやすい地合いが続きそうだ。
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