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トヨタ、インドに810億円 脱炭素対応へ投資

インド政府がEV(電気自動車)の普及を図るなか、すでに生産拠点のある南部カルナタカ州で電動車部品の製造などに取り組んでいくという。

同州政府と新たな投資に関する覚書を交わした。具体的な投資期間などは明らかにされていない。

インドではガソリン車が市場の多数を占めるが、大気汚染などの問題に直面するインド政府は2030年にEVの販売比率を30%にまで引き上げようとしている。モディ首相も21年、70年までに温暖化ガス排出の実質ゼロをめざすと表明した。

トヨタ・キルロスカ・モーターは3月、インドの道路や気候条件における燃料電池車(FCV)「ミライ」の走行評価について政府系機関と覚書を結んだと明らかにした。ただ、同国におけるEV販売では、地場大手のタタ自動車などが先行している。