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シニアのやる気、処遇で刺激 戦力化へ制度改定相次ぐ

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60576840Z00C22A5EAC000/

 

スペシャリストはいわゆるジョブ型社員です。職務や役割を明確にし、報酬は職責と成果に連動します。これまでも定年後再雇用制度で60歳以降も働き続けられましたが、賃金は現役時代より一律で下がっていました。スペシャリストは仕組み上、従来の再雇用と比べ最大約1.5倍の報酬も可能です。60代社員のやる気を刺激し、力を最大限発揮してもらう狙いです。

ダイキン工業は昨年4月に希望者全員が70歳まで働けるように再雇用制度を拡充しました。同時にボーナス制度も一新。原則一律支給から働きぶりに応じて最大60%増額支給します。半導体製造装置のTOWAは今年3月、60歳の定年後も正社員と同等の処遇で働ける再雇用制度を導入しました。改正高年齢者雇用安定法が昨年4月に施行され、65歳までの雇用継続義務に加え、70歳までの就業機会確保が企業の努力義務になりました。