https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC282C90Y2A420C2000000
新型コロナウイルス下で住環境への関心が高まるなか、自分の好みに合わせられる注文住宅が人気を集めているようだ。
調査は過去1年以内に住宅の購入や建築、リフォームについて検討または契約した20~69歳の男女を対象にインターネットで実施した。2655人から有効回答を得て1725人をサンプルとした。
複数回答で希望する新居の種類を聞いた。調査を始めた19年から3年連続で注文住宅が最多だった。中古マンションが30%で初めて新築マンション(29%)を上回った。世帯年収別にみると、注文住宅の検討率は「200万円未満」、「800万~1000万円未満」が62%で最多だった。同センターの小出佳世研究員は「一戸建てを建て替えたいシニア層とマイホームに住みたい子育て世帯がそれぞれのグループに多いのではないか」と分析する。
新居で解決したい住まいの課題について尋ねると、「収納が狭い」が20年比3ポイント増の24%、「省エネ・断熱性能が悪い」が3ポイント増の14%だった。一方で「最寄り駅から遠い(12%)」、「通勤・通学時間が長い(7%)」は2年連続で減少した。テレワークやオンライン授業の導入などで、立地の良さやアクセスに加えて自宅での過ごしやすさを重視する傾向がみられた。

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