都市部のマンションや戸建てを中心に住宅販売が伸びたほか、オフィスや物流施設の売却益計上も寄与し、2期ぶりに過去最高益を更新した。年間配当は前の期比15円増の97.5円と、今年1月時点から7.5円引き上げた。
売上高は11%増の6450億円だった。主力のマンションブランド「プラウド」シリーズなどが好調に推移し、住宅部門の売上高は13%増の3092億円だった。住宅の売買仲介事業も堅調に推移した。
23年3月期の連結売上高は前期比5%増の6800億円、純利益が3%増の570億円の見通し。22年4月に新設した海外部門や、都市開発事業の利益が伸びる。年間配当は12.5円増の110円に引き上げる。
同日、31年3月期までの中長期経営計画も発表した。31年3月期の事業利益目標は、22年3月期の1.9倍にあたる1800億円とした。ベトナムやフィリピンなどのアジア圏でマンションや戸建ての販売を進め、事業利益全体に占める海外比率を15%に高める目標を掲げる。

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