敷地面積は約2万5000平方メートルと東京都港区で最大の分譲物件とされ、断熱性や省エネ性能が高い「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」を採用する。帝国ホテルと提携したコンシェルジュも特徴として2022年冬に売り出す。
新物件は25年3月に完成する見通しで、三菱地所レジデンスと組んで旧逓信省庁舎跡地に建設する。東京メトロ麻布十番駅に近く、敷地面積は分譲マンションとして港区最大という。名称の「三田ガーデンヒルズ」は三井不や三菱地所が都心で開発するプロジェクトとして、1987年に完成した「広尾ガーデンヒルズ」以来38年ぶりのガーデンヒルズとなる。
地上14階建てで、全1002戸の広さは29平方メートル台から370平方メートル台としている。敷地内には約7700平方メートルの入居者専用の中庭を設置する。帝国ホテルが従業員をコンシェルジュとして派遣し、宅配便の受け取りやタクシーの呼び出しなど住民の要望に応える。
現時点で販売価格は未定だが、最高額は数十億円になる見込み。22年冬から順次売り出していく予定だ。環境にも優しい超高額物件として富裕層らの購入を見込む。用地取得費や資材価格の高騰でマンション価格は上昇傾向が続くなかでも、好立地で資産性の高い新築物件として人気になる可能性が高い。

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