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熊本市中心部、高さ基準特例でホテル 東急リバブルなど

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC217M90R20C22A4000000

 

熊本城への眺望や城天守閣からの眺めを保つため、市は建築物の高さを規制している。敷地内に開放された空地を設けることなどで特例承認を受けた。

熊本市中心部の商店街に面し、12階建てで高さは海抜約60メートルと、市の基準を約5メートル上回る。1階部分に設ける空地は普段はオープンカフェなどで使用するが、地震など災害時は救急車両の駐車スペースとするなど防災拠点としても活用する。同市が高さ基準の特例承認を出したのは同ホテルが初めて。

1~2階部分には飲食や物販、3~12階部分にカンデオホテルズがテナントとして入る。カンデオホテルズは今後2カ月あまりをかけて、内装や家具類を整備し開業させる。客室数は380室と、周辺では最大級の規模。最上階には熊本城も一望できるスカイスパやサウナを設ける。

市としては、老朽化が進む市中心部の再生を進めてにぎわい創出につなげるとともに、防災力も高めて強い街づくりにつなげる。