https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60086380Y2A410C2MM0000
今後の街づくりのモデルにしたい、そのような気持ちで街づくりに臨んだ。
「日本は課題解決先進国にならなければならない」と提唱されていた東大総長(当時)の小宮山先生にも街づくりに参画いただき、「柏の葉」では街づくりを通して社会が直面している様々な課題を解決することを目指した。それが「世界の未来像を示す街」である。
世界が直面する最大の課題、それは「サステナビリティ」の確保であり、街づくりを通して持続可能な社会を創ることこそ、最大の課題解決だと結論づけた。具体的には、地球の持続可能性を高めるための「環境共生」、人間の持続可能性を高めるための「健康長寿」、経済の持続可能性を高めるための「新産業創造」をテーマに掲げた。
まず、「環境共生」では、街区全体で地域住民とともに省エネ・創エネ・蓄エネに取り組み、街区間を跨(また)いだ全体のエネルギーマネジメントを行っている。「健康長寿」では、街で暮らす人が暮らしながらにして自然と未病・予防できる取り組みや、「柏の葉データプラットフォーム」を立ち上げ、健康に関する様々なサービスの提供を始めている。「新産業創造」では、スタートアップ企業を支援するためのコワーキングスペース「KOIL」やライフサイエンスの「三井リンクラボ」などを展開している。
「柏の葉」で世界の未来像を示していくことこそ当社の重要な役割だ。
コメントをお書きください