https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60021260V10C22A4EAF000
4月8~14日の週に30年固定金利(平均)は5%となった。5%台に乗せるのは2011年2月以来、11年2カ月ぶり。住宅ローンの申請件数は足元で前年比4割減の水準まで減った。高騰が続く住宅価格とローン金利の上昇で、家が買いにくい状況となっている。
住宅ローンの代表的な指標である30年固定物の金利は1月以降、1.8%上昇した。フレディマックのチーフエコノミスト、サム・カーター氏は「ローン金利が上がり、住宅価格も上がり、住宅の在庫不足も重なるなか、住宅購入が最も高くつく世代を迎えている」と指摘した。
新型コロナウイルス禍に入った2020年3月以降、米連邦準備理事会(FRB)によるゼロ金利政策によって、住宅ローン金利は歴史的な低水準となっていた。同年12月には30年固定で2.6%台と、遡れる1971年以来最低をつけた。
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