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中国の新築住宅価格、主要都市の54%で下落

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60021450V10C22A4EAF000

 

政府の規制緩和で資金繰り難が和らいだ不動産企業が物件の投げ売りを控え、供給面での価格下落圧力は弱まっている。ただ過半の都市が値下がりしており、需要は弱い。

 

前月比で上昇したのは29都市で、2月から2増えた。横ばいは3都市で2月と同じだった。各都市平均の価格変動率は0.1%のマイナスで、7カ月連続で下落した。

都市の規模別で見ると、北京、上海、広州、深圳の「1級都市」のマンション価格は平均で前月を0.3%上回った。2月(0.5%)より鈍化した。省都クラスの「2級都市」は横ばいだった。それ以下の「3級都市」は0.2%下落し、マイナス幅は2月から0.1ポイント縮まった。

取引価格が比較的自由で市場の需給を反映しやすい中古物件では、全体の6割超に相当する45都市で価格が下落した。2月より12減った。値上がりは21都市だった。単純平均した下落率は0.2%で、8カ月連続で前月を下回った。中古物件は前年同月比でみても0.9%下がった。