https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB13BOJ0T10C22A4000000
共用部にシェアキッチンや洗濯機などを備える一方、部屋はトイレや水回りなどを最低限の機能にとどめた。朝食や夕食も安価に提供し、家具などのサブスクリプション(定額課金)サービスも始める。新型コロナウイルスの影響で働き方や住まいのニーズが多様化するなか、20~30代の独身者のニーズに応える。
マンション名は「パークアクシス錦糸町スタイルズ」。JR総武線の錦糸町駅から徒歩10分ほどで、部屋数は96戸。4月中旬以降に入居を始める。
特徴は専有部と共用部の機能を見直した点だ。通常は各部屋にキッチンや洗濯機などを置くが、そうした機能は居住者がだれでも利用できる1階の共用部に移した。共用部にはテレワークができる個室やブース席も備えた。各居住者の部屋は利用頻度の高い洗面所やトイレなどだけを置いた。
居住者の家事負担を軽減するひとつとして、栄養バランスに配慮した朝食や夕食を安価に提供する。水や光熱費を定額で利用できるサービスや、家具のサブスクリプションサービスを用意し、煩雑な契約をせずに住める環境づくりに力を注いだ。
新マンションは20~30代の単身者を主なターゲットにしている。定額の電気代などを含めた月額賃料は12万~14万円(食事代は別途)を想定する。建物で使う電力は再生可能エネルギー由来とし、環境に優しいマンションとしても発信していく。

コメントをお書きください