https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59964060T10C22A4FFJ000/
日米などでネット通販やコンテンツ事業を拡大し、2026年の売上高を21年比2.2倍の15兆ウォン(約1兆5千億円)とする目標を掲げた。
ネイバーは子会社だったLINEをZホールディングスと統合させたほか、カナダのウェブ小説企業など海外での企業買収を立て続けに発表した。21年には「BTS(防弾少年団)」の所属事務所ハイブとも提携した。崔氏は「ネイバーのグローバル展開は、様々なパートナー企業との協業で成長する新たな段階に移行する」と強調した。
特に注力するのが日本市場だ。LINEを事業主体として個人が気軽にネットで商品を販売できる「マイスマートストア」を始めた。崔氏は「ポータル(ヤフー)とメッセンジャー(LINE)、通信業(ソフトバンク)が共に創り出す新たなサービスを提案できる」と自信を見せた。
米国や欧州では、スマートフォンに適した縦読み漫画「ウェブトゥーン」やK-POPなどのコンテンツ事業と、メタバース(仮想空間)の「ZEPETO(ゼペット)」事業で利用者獲得を目指す。自社サービスの月間利用者数(MAU)を現在の7億人から今後5年以内に10億人に増やすとした。
成長事業として遠隔医療などヘルスケア分野の事業拡大を進める方針も示した。崔氏は「多様な技術を実験し融合する『チームネイバー』のシナジー効果を高める巨大なプラットフォームになる」とした。

コメントをお書きください