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ANAHD、2年ぶりハワイツアー再開 感染症危険情報の緩和で

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59849870Y2A400C2EA5000/

 

政府が1日から各国の感染症危険情報レベルの引き下げを行ったことで募集型の企画旅行の催行が可能になったため。同社の海外ツアーの催行再開は約2年ぶりとなる。日本航空(JAL)グループもゴールデンウイークのハワイツアーの催行再開の検討に入った。

 

ANAHDは傘下の旅行会社、ANAX(東京・中央)が取り扱うハワイ行きツアーから催行を再開する。既に販売は行っている。

外務省は1日に各国・地域の感染症危険情報レベルの引き下げを行い、米国は「レベル3」から「レベル2」に引き下げられた。これにより、募集型の企画旅行の催行が可能となった。ハワイ州全体の直近のコロナ新規感染者数が落ち着いていることも背景にあるという。「観光客の受け入れ体制の整備が完了し、安全かつ円滑に実施できることが確認できたため再開を決めた」(ANAHD)としている。

ANAHDの海外ツアー再開は20年3月に新型コロナウイルスの影響で中止して以来、約2年ぶり。これまでも商品は販売していたが、中止となっていた。政府が国別に指定する感染症危険レベルが一定の水準を超え、観光目的の入国が制限されていたためで、日本の旅行会社が取り扱う募集企画型の海外旅行の多くは中止が続いてきた。

日本旅行業協会は3~7日、海外旅行再開に向けて米国・ハワイに視察団を派遣した。高橋広行会長(JTB会長)らがハワイ州知事や観光関連団体などと会談し、現地の観光客受け入れ体制を確認した。今後、他社でも催行再開の動きが本格化する可能性がある。