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関西で住むのにお得な場所は? 地元民は「アマ」推し  おカネ知って納得

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF308DO0Q2A330C2000000

 

首位は尼崎(阪神本線)。3位に塚口(阪急神戸線)、4位尼崎(JR東海道本線)、5位武庫之荘(阪急神戸線)と兵庫県尼崎市内が上位に多く入った。尼崎(阪神)の家賃相場(2月22日時点)はシングル向け(1K、1DK)が6万3千円、ファミリー向け(2LDK、3K、3DK)が9万8千円。梅田(地下鉄御堂筋線)のそれぞれ7万2千円、19万円や、転勤者に人気の江坂(同)の7万1千円、13万4千円と比べて、特にファミリー向けは安い。

JRの尼崎は大阪駅まで5分、三ノ宮駅まで15分というアクセスの良さが魅力。不動産情報サイト「SUUMO」の笠松美香副編集長は「大阪市内と、芦屋・西宮という人気の高いエリアの間に挟まれ、割安に見えるのだろう」と指摘、昔から関西に住んでいる人には工業の街というイメージが残るが、再開発でマンションや商業施設が多くできており、「転勤などでやって来て合理的に住む場所を選ぶ人から人気だ」と話す。

笠松氏によると、分譲マンション相場は地価などの影響で上がるが、家賃相場はあまり変わらない傾向があるという。尼崎市内の新築マンションの分譲価格は「5年前は坪単価200万円を切っていたが、今では250万円、駅近だと300万円という物件も出てきている」(笠松氏)。尼崎では借りて住むお得感もあるといえるかもしれない。